神戸市と株式会社eiicon(エイコン)が進めている、神戸市内企業と首都圏企業の共創促進プロジェクト「OPEN NEXUS KOBE(オープンネクサスコウベ)」で、新しい動きがありました。神戸市内企業との共創を目指す首都圏のホスト企業4社が、それぞれの共創テーマを公開しました。あわせて、神戸市内企業を対象に共創パートナーの募集が始まっています。
このプロジェクトは、神戸市から受託したeiiconが運営しています。eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」の運営会社です。神戸市内企業の技術、ノウハウ、顧客基盤、現場といった経営資源に、首都圏企業の技術、サービス、アイデアを組み合わせます。その狙いは、神戸市内企業の課題解決や新規事業の創出、そして首都圏企業の神戸での事業展開や地域連携につながる共創を生み出すことです。

首都圏企業4社が掲げる共創テーマ
「KANTO / TOKYO Host Program」では、首都圏企業が自社の技術やサービス、ビジネスモデルなどを持ち寄ります。それを神戸市内企業の技術、現場、顧客基盤などと掛け合わせ、新たな事業やサービスの創出、社会実装につなげる考えです。今回公開されたテーマは次の4つです。
- 物流DXと配送ネットワークで、新たな顧客体験を共創する(株式会社エニキャリ/ラストマイル物流・物流DX)
- 神戸の廃棄物を水素資源へ変えるGX共創(株式会社BIOTECHWORKS-H2/エネルギー・環境)
- 「3Dデータ×AI」で製造・インフラ現場の未来を共創する(bestat株式会社/AI・IT)
- “ひとり旅”市場で拓く、神戸の新たな可能性(株式会社ホーン/観光・地域プロモーション)
募集の対象は、たとえば次のような考えを持つ神戸市内企業です。
- 自社の技術や現場に新しいテクノロジーを取り入れたい
- 既存事業の課題を外部企業との共創で解決したい
- 首都圏企業との連携を通じて新規事業に挑戦したい
- 自社のアセットを活用して新たな事業機会を創出したい
幅広い共創提案を受け付けています。パートナー企業に求める技術や領域など、各テーマの詳細は公式ページに掲載されています。

神戸市内企業のテーマも追加、バンドー化学が登場
逆に、神戸市内企業が首都圏企業に共創を呼びかける「KOBE Host Program」でも、テーマが追加されました。10月5日に公開された2社に続き、今回は産業ベルトメーカーのバンドー化学株式会社が「素材・技術の力で社会課題から新たな価値を共創」というテーマを公開しています。
10月5日に先行公開され、すでに首都圏企業からの共創パートナー募集が始まっているテーマは次の2つです。
- 神戸港から挑む、物流×創貨イノベーション(株式会社上組/物流)
- 航空宇宙・水素分野の“次世代センシング”を共創で実現する(株式会社山本電機製作所/電気機械器具製造)
今後のスケジュールとプロジェクトの概要
スケジュールは次のとおりです。なお、スケジュールは変更となる可能性があります。
- 2026年10月5日:神戸市内企業(第一弾)の共創テーマ公開、首都圏企業のエントリー受付開始
- 2026年10月23日:首都圏企業の共創テーマ公開と神戸市内企業のエントリー受付開始、および神戸市内企業(第二弾)の共創テーマ公開と首都圏企業のエントリー受付開始
- 2026年10月~:書類選考、事務局および参画企業担当者との面談、パートナー企業決定
- ~2027年3月末:共創プロジェクトの伴走支援、PoC・NDA締結・受注などの実現に向けた支援
今後は、東京都内と神戸市内でピッチ・マッチングイベントも予定されています。テーマへのエントリーから具体的な協業、PoC(実証実験)や事業化までを、専門の事務局が伴走して支援します。プロジェクトの実施期間は2027年3月31日まで、主催は神戸市、運営は株式会社eiiconです。2026年7月から首都圏企業との協業を目指す神戸市内企業を募集しており、その中で共創テーマを設計した企業のテーマが順次公開されています。
このプロジェクトは、神戸市の「市内企業の成長促進に向けた首都圏企業との協業支援業務」の一環です。神戸市には、ものづくり産業や医療・ヘルスケア分野をはじめとする多様な産業の集積と研究機関があります。この業務では、市内企業と首都圏企業の双方のニーズを把握し、マッチングやイベントを通じて実践的な協業の機会をつくることで、市内企業の成長促進と神戸経済の活性化を目指しています。
運営を担うeiiconは、累計40,000社を超える企業ネットワークをもとに、これまで10万件以上のマッチング機会を生み出してきました。自治体と連携した地域企業向けの事業では、20を超える都道府県で140社を採択し、累計143件のプロジェクトを推進しています。問い合わせ先は「OPEN NEXUS KOBE」運営事務局(運営:株式会社eiicon、TEL:03-6670-3273)です。
出典:株式会社eiicon


