愛知県蒲郡市の特産品「蒲郡みかん」を使った新しいスイーツ『蒲郡みかんソルベ』が誕生しました。原料は、味は良いのに皮の傷などで規格外となったみかんです。レシピは、完全会員制リゾートホテル「ラグーナベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」(愛知県蒲郡市)のシェフパティシエ、須藤 真裕さんが監修しました。2026年11月2日(月)から順次、蒲郡市内の一部取り扱い店舗で販売されます。
この商品は、蒲郡市のシティセールスを担う「蒲郡市シティセールス推進協議会」(事務局:蒲郡市)の「グルメプロジェクト」から生まれた、グルメ開発の第1弾です。グルメプロジェクトは、地元の食材を使って市の魅力を発信する取り組みです。開発にはホテルを運営するリゾートトラスト株式会社が協力し、市内の若手生産者グループ・合同会社EPOCH4が栽培した規格外の蒲郡みかんが使われています。なお、ソルベ(Sorbet)はフランス語で、果汁などを凍らせた氷菓(シャーベット状のデザート)を指します。

見た目だけで行き場を失うみかんを、ひとつ残らず味わってほしい
蒲郡みかんは、高い糖度と程よい酸味のバランスで知られるブランド果実です。特許庁の「地域団体商標」にも登録されています。ただ、品質基準が高いため、味は一級品でも「皮の傷」などを理由に規格外とされ、通常の流通ルートに乗らない果実が多くあります。1年間かけて育てたおいしいみかんが、見た目の問題だけで消費者に届かない。この現状を変えるため、新たな活用法を見つけることが課題になっていました。
近年は、農業の担い手不足によってみかん畑が「耕作放棄地」になってしまう問題もあります。山の斜面に広がるみかん畑は蒲郡を象徴する景観のひとつですが、担い手が減るとその風景も少しずつ失われていきます。そこで蒲郡市では、行政・生産者・地元企業が一体となり、規格外果実の有効活用や地域ブランドの価値向上を目指す「官民共創」の取り組みを進めています。今回のソルベは、「おいしい蒲郡みかんをひとつ残らず味わってほしい」という思いから、規格外品を活用したものです。
リゾートトラストグループは、「食品ロス低減」や「地域活性化への貢献」などを重要課題(マテリアリティ)に掲げています。官民共創で地域課題を解決するという趣旨に賛同し、ホテルが持つ「食の力(料理人の技術)」で解決の一助になりたいと考えて、プロジェクトに協力しました。

須藤シェフが選んだのは「シンプル」なレシピ
規格外の蒲郡みかんは見た目に傷があるだけで、味や香りといった果実本来のポテンシャルは正規品と全く遜色がありません。そのため須藤シェフは、「蒲郡みかんが本来持っている一級品の味わいを、いかにストレートにお客様へ届けるか」に力を注ぎました。素材の良さを最大限に引き出すシンプルなレシピで、果実本来のみずみずしい甘みと香りを存分に味わえるソルベに仕上げています。
須藤シェフは、「情熱を注いで育てた蒲郡みかんは、正規品と同等の素晴らしい味わいを持っています。それが『皮の傷』という見た目だけで廃棄されてしまうのは、あまりにも惜しいと感じました」とコメントしています。さらに、蒲郡の豊かな恵みと農家の熱い思いをソルベを通じて多くの人に知ってもらい、手に取った人が「おいしい」と笑顔になれるひと品になればうれしい、とも語っています。
須藤シェフは2020年に同ホテルのシェフパティシエに就任しました。2011年のジャパンケーキショー「味と技のピエスモンテ」部門での連合会会長賞・グランプリや、2014年の「トップ・オブ・パティシエ」優勝など、数々の受賞歴を持つパティシエです。

販売場所と価格
主な販売場所は以下の3か所です(2026年11月2日現在)。売上の一部(売上金額の1%)は、蒲郡市シティセールス推進協議会の活動に充てられます。販売に関する問い合わせ先は、販売元の合同会社EPOCH4です。
- 名称:蒲郡みかんソルベ
- 発売開始:2026年11月2日(月)
- 販売価格:税込550円(希望小売価格)
- 主な販売場所:がまごおりじなるKITCHEN SASAYA(蒲郡市竹谷町)、ラグーナテンボス ラグナシア(蒲郡市海陽町)、LIGHTHOUSE COFFEE(蒲郡市海陽町)
- 企画:蒲郡市シティセールス推進協議会グルメプロジェクト(蒲郡市シティセールス推進協議会、リゾートトラスト株式会社、合同会社EPOCH4)
- レシピ考案:ラグーナベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート シェフパティシエ 須藤 真裕
- 販売元:合同会社EPOCH4(愛知県蒲郡市大塚町端城40-1)
出典:リゾートトラスト株式会社

