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熊野古道 伊勢路を歩いて味わう秋の東紀州 さんま寿司・めはり寿司・熊野地鶏など郷土の味も

一般社団法人東紀州地域振興公社(理事:熊野市長 河上 敢二)が、世界でも珍しい“道”の世界遺産「熊野古道 伊勢路」の魅力を紹介しています。内容は、古道の歴史や沿道に残る構成遺産、秋に開かれるウォーキングイベント、そして地元で愛されているグルメです。江戸時代の参詣者が歩いた祈りの道と、東紀州エリアのおすすめグルメをまとめてお届けします。

熊野古道 伊勢路を歩いて味わう秋の東紀州 さんま寿司・めはり寿司・熊野地鶏など郷土の味も

伊勢神宮から熊野三山へ続く“道”の世界遺産

「伊勢へ七度、熊野へ三度」という言葉があります。熊野古道 伊勢路は、伊勢神宮から熊野三山(本宮・速玉・那智)までを結ぶ、約170kmの祈りの道です。江戸時代には、多くの人がこの道を一生に一度の憧れとして歩きました。ヒノキ林に敷かれた石畳と、青く広がる熊野灘の景色を同時に楽しめることが、伊勢路の最大の魅力とされています。

険しい地形を縫うように続く伊勢路には、馬越峠や八鬼山など20以上の峠・コースがあります。激しい雨から道を守るために先人が築いた石畳や、旅の安全を願うお地蔵様は、当時の人々の信仰の深さを今に伝えています。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されました。“道”が世界文化遺産となった例は、世界でも極めて稀です。

伊勢路のおすすめの峠として、次の3つが紹介されています。

  • 馬越峠(まごせとうげ):伊勢路随一とされる美しい石畳が、ヒノキの美林の中に続く伊勢路を代表する峠です。歩きやすく初心者向け。頂上の天狗倉山(てんぐらさん)まで足を延ばすと、尾鷲の市街地と熊野灘を一望する大パノラマが広がります。歩行距離・時間は約5.2km/約3.5時間(道の駅海山〜JR尾鷲駅)。
  • 松本峠(まつもととうげ):山の沢沿いに積まれた石畳を登ると、竹林の峠で鉄砲傷の伝説が残る等身大のお地蔵様が迎えてくれます。峠近くの東屋からは、世界遺産「七里御浜」が弧を描く海岸線を一望できます。歩行距離・時間は約4.1km/約2時間(JR大泊駅〜JR熊野市駅)。初心者向けです。
  • 八鬼山(やきやま)越え:西国一の難所と称された道です。頂上は標高647mで、伊勢路ルートの最高峰。深い森の中に急峻な石畳道が延々と続き、「八鬼山荒神堂」など信仰の痕跡も色濃く残ります。健脚なトレッキング層に人気です。歩行距離・時間は約10.1km/約6時間(三重県立熊野古道センター〜JR三木里駅)。上級者・健脚向けです。
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神社・海岸・奇岩・川・古道 伊勢路の構成遺産

熊野古道 伊勢路の構成遺産として、次のスポットが紹介されています。

  • 花の窟(はなのいわや):神々の母・伊弉冊尊(イザナミノミコト)が葬られたと伝わる、日本最古の神社。社殿はなく、高さ約45mの巨大な岩そのものを御神体として祀る、熊野の自然崇拝を象徴する場所です。
  • 七里御浜(しちりみはま):熊野市から紀宝町まで約22km続く、日本一長い砂礫海岸。青い海、白い波頭、松林が続く海岸線は「日本の渚百選」にも選ばれています。
  • 獅子岩(ししいわ):七里御浜の沿岸にそびえる、獅子が海に向かって吠えているような姿の巨大な奇岩。地盤の隆起と海蝕現象によって生まれた造形で、国の名勝および天然記念物に指定されています。
  • 鬼ヶ城(おにがじょう):熊野灘の荒波と地盤隆起に削り取られた、大小無数の海蝕洞窟が続くスポット。約1kmにわたる遊歩道から、断崖絶壁と青い海のコントラストを間近で体感できます。
  • 熊野川(くまのがわ):参詣者が熊野本宮大社から熊野速玉大社へ向かう際に利用した、世界でも珍しい「川の参詣道」。風の力で進む「三反帆(さんだんぼ)」では、当時の参詣者と同じ目線で風景を楽しめます。
  • 波田須(はだす)の道:秦の始皇帝の命を受け、不老不死の薬を求めて渡来した「徐福(じょふく)」の伝説が伝わる集落を縫う古道。伊勢路の中で最も古い「鎌倉時代の石畳」が現存しています。
熊野古道 伊勢路を歩いて味わう秋の東紀州 さんま寿司・めはり寿司・熊野地鶏など郷土の味も

秋を感じる東紀州のおすすめグルメ

あわせて、秋を感じることができる東紀州エリアのおすすめグルメも紹介されています。

  • さんま寿司:脂の乗りが程よくなった秋刀魚を背開きまたは腹開きにし、酢飯と合わせた東紀州の伝統料理。さっぱりとした上品な味わいで、古道歩きの補給食やお弁当としても親しまれています。
  • めはり寿司:塩漬けにした高菜の葉で大きなおにぎりを包んだ、東紀州に古くから伝わる郷土の味。「目を見張るほど大きな口を開けて食べる」ことが名前の由来とされています。
  • 熊野地鶏(くまのじどり):東紀州の山あいで、のびのびと時間をかけて育てられた高級地鶏。赤みを帯びた肉質は弾力と歯ごたえがあり、噛むほどに濃厚な旨味とコクがあふれ出します。
  • 渡利かき(わたりかき):紀北町の汽水湖「白石湖」で育てられ、12月頃から出荷が始まる名産品。海水と淡水が交わる湖で育つため渋みが少なく、強い甘みと濃厚なコクが凝縮されています。
  • 美熊野牛(みくまのぎゅう):熊野の大自然と清らかな湧き水に恵まれた環境で、「牛も、食べる人も健康的に」という哲学のもと育てられたブランド牛。年間出荷頭数が限られた希少な牛で、濃厚な旨味と極上の肉質が特徴です。
  • 新姫(にいひめ):熊野市新鹿町で自生しているのが発見された、この地域固有の希少な香酸柑橘。爽快で気品ある香り、強い酸味、ほのかな苦みが特徴で、果汁はジュースやスイーツに使われています。
熊野古道 伊勢路を歩いて味わう秋の東紀州 さんま寿司・めはり寿司・熊野地鶏など郷土の味も

11月21日・22日は「第21回 おわせ海・山ツーデーウォーク」

11月21日(土)・22日(日)には、古道を歩くイベント「第21回 おわせ海・山ツーデーウォーク」が開催されます。世界遺産・熊野古道の峠道から尾鷲(おわせ)特有の景色まで、海と山の絶景を全身で満喫できる人気のウォーキング大会です。「馬越峠」や「八鬼山」の踏破など、初心者から健脚向けまで多彩なコースが用意されています。

  • 開催日時:11月21日(土)・22日(日)
  • 主会場(スタート・ゴール):三重県立熊野古道センター
  • 参加料:一般 2,000円/団体(20人以上)・市民 1,500円/高校生以下 1,000円
  • コース例:馬越峠・猪ノ鼻水平道満喫コース、八鬼山全踏破コース ほか

一部を除き、当日参加も可能です。詳細は https://www.city.owase.lg.jp/owatabi/0000024836.html に掲載されています。

出典:一般社団法人東紀州地域振興公社

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